ライトメージ(画像最適化)オプション

ライトイメージはオリジンサーバーにある画像をリサイズ・フォーマット変換し、 Web高速化・転送量削減が可能 となるオプションサービスです。 手動最適化と自動最適化の2種類の方法をご用意しております。

サポートされるフォーマット

サポートされる画像フォーマットは以下の通りです。

  • JPEG

  • PNG

  • GIF

  • WEBP

手動最適化(リサイズ・フォーマット変換)

各画像URLに所定のクエリーストリングを付与することによってリサイズ・フォーマット変換ができます。

リサイズ

クエリーストリングでw=横幅(数字),h=縦幅(数字)またはautoを指定することによりリサイズがおこなわれます。

画像サイズを300x200にリサイズ ?w=300,h=200 画像サイズのWidthを300Heightを自動でリサイズ ?w=300,h=auto

注釈

  • 画像サイズよりパラメーターが大きい場合処理はスキップされます。

  • 最大画像サイズは9999x9999 となり、比率に応じて横幅または縦幅の調整が行われます。

  • h=auto に設定するとWidth値に応じてHeight値が決定されます。

フォーマット変換

クエリーストリングで指定することにより指定フォーマットに変換することができます。 test.jpgをtest.pngに変更する場合 test.jpg?f=png と指定します。

クオリティ調整

クエリーストリングで指定することにより指定クオリティに変換できます。 クオリティを80に設定する場合は test.jpg?rq=80 と指定します。

注釈

  • 指定できる範囲は数字の1-99です。

  • クオリティを下げることにより、ファイルサイズは小さくなりますが画像も劣化します。

向き変更・回転

クエリーストリングで指定することにより画像の向きを変更することが出来ます。 画像の上下を反転させる(vertical)場合は test.jpg?rotate=v と指定します。

注釈

  • 指定できる値は、r l v のいずれかです。

トリム

クエリーストリングで指定することにより画像のトリム調整が出来ます。 画像の上下左右を10PX切り抜く場合は test.jpg?trm=10,10,10,10 と指定します。

注釈

  • パラメーターの順序は{top},{right},{bottom},{left} となります。

DPR(Device Pixel Ratio)指定

クエリーストリングで指定することによりDPRの指定が可能です。 画像のDPRを2倍にする場合は test.jpg?dp=2 と指定します。

注釈

  • 指定できるDPRは数字の1から10までとなります。

  • DPR指定はWidthにてリサイズしていることが条件です。

自動最適化の無効化

クエリーストリングで ?lightimage=false と指定することにより、自動最適化処理を全てスキップし オリジナルの画像をキャッシュから配信します。

自動最適化

ライトイメージは対応ブラウザ・クライアントの場合、自動的に各種画像をWEBP形式にロスレス変換し画像サイズの大幅削減をおこないます。

Client Hints対応による自動リサイズ

ライトイメージは**Client Hints**に対応しており、HTMLページに以下のmetaタグを追加することによって、Client Hints対応ブラウザからのアクセスにおいて、 DPR(Device Pixel Ratios)を考慮した動的リサイズがおこなわれます。

<meta http-equiv="Accept-CH" content="DPR, Viewport-Width, Width">

ライトイメージは、以下のリクエストヘッダー内の値を判別し自動最適化をおこないます。

  • viewport-width

  • Width

  • DPR

Client Hintsの動作判定

  1. viewport-width 及び Width いずれかのヘッダーが存在する場合はリサイズ処理に入ります。

  2. Widthヘッダーが存在する場合はWidthヘッダー内の値にリサイズする。

  3. Widthヘッダーが存在しない(HTMLソースにsizes等指定していない)場合、DPRが1の場合に限りviewpoer-width の値で画像をリサイズします。DPRが1以外の場合は、リサイズ処理をスキップします。

デフォルトの品質レベル

指定されていない場合に限り、 デフォルト値85 が適用されます。

優先順位

手動によるリサイズ・フォーマット変換が最も優先され、 自動最適化は手動によるリサイズ・フォーマット変換が行われていない場合に限り適用されます。

エラー処理

何らかの理由(タイムアウト・フェッチエラー・Content-typeが異なるなど)により画像処理に失敗した場合は、オリジナルの画像を再取得します。 オリジンサーバーで意図的にエラーレスポンスを返却している場合は、リトライは行われません。

制限事項

以下の要素が含まれる場合、ライトイメージは画像を変換せずオリジナルの画像を返却します。

  • MimeTypesと実際の画像フォーマットが異なる

  • 画像をGzip圧縮している

  • 最大サイズ 入力:最大サイズ:20MB

  • 最大ディメンション:10,000px × 10,000px

  • 出力 最大サイズ:なし

  • 最大ディメンション:8,192px × 8,192px(8K Ultra HD)

  • 読み込み可能なGIFフレーム数:1000フレーム

ホストヘッダー上書き機能とライトイメージオプションの併用はできません。

ライトイメージにてキャッシュしたコンテンツのパージをサポートしているタイプは、REGEXまたはTAGパージとなります。(SINGLEパージはご利用いただけません)

アニメーションGIFの対応

アニメーションGIFは最初の1枚のみ変換します。