2017/12/20リリース
この度、従来のgzip圧縮よりコンテンツの圧縮密度が高く帯域幅の消費を抑えることが可能となる Brotli圧縮のサポートを2017年12月20日(水)より開始致します。
近年のWEBサイトはリッチコンテンツ化が進み、これまで以上にコンテンツ容量が増加・帯域幅の消費が高まっています。モバイルインターネットトラフィックは年々増加する一方で、2020年に約30エクサバイト/秒になると予想されています。そのため、今後はコンテンツ容量を削減し帯域幅を縮小する対応が必要です。
圧縮技術「Brotli」は、従来からあるスタンダードなコンテンツ圧縮技術「gzip」と比較すると、圧縮率が約20%向上します。また、Googleによって開発されたzopfli圧縮と比較すると圧縮時のパフォーマンスが20%から26%前後向上しています。
エッジキャッシュCDNはBrotli圧縮に対応することにより、さらなるWEB表示速度の向上と転送量削減による配信コストカットが見込めます。
一般的なCDNはキャッシュHIT率を高めるために、クライアントから通知されるHTTPヘッダーの中身を正規化します。そのため、オリジンサーバーはBrotliに対応したクライアントかどうか、正しく認識することに課題がありました。
エッジキャッシュCDNは、HTTPヘッダーを正規化し最大HIT率をキープさせながら、クライアントがBrotliに対応している場合はその情報をオリジンサーバーに透過転送します。これにより、オリジンサーバー側でクライアント側がBrotli圧縮に対応しているか判別することができ、HIT率を損なわず高速化・転送量削減が実現出来ます。
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